このベージは
・エクセル関数に必要な「絶対参照」「相対参照」
がすぐに理解できる情報が書かれています
こんにちは!
最近のマイブームはkintoneに詳しくなること、しょーい(@showilog)です。
さて、今回は「絶対参照」と「相対参照」についてご説明したいと思います。
言葉だけ聞くとわけわからないと思いますが、エクセルを使うにあたってこれは絶対にマスターしないといけない内容です。
逆にこれを理解すれば関数の利用の幅が一気に広がりますので、絶対に理解することをおすすめします!!
エクセルの標準機能
参照とは何?
そもそも、エクセルには参照機能というものが存在します。
参照機能というのは、「他のセルから情報を引っ張ってくること」です
もっとわかりやすく言うと「=A1」とかのことです。
下の画像を見てもらうと分かりますが、A6セルには普通に文字が入ってます。
しかし、A6セルの中身は「=A1」となってます。
これは「A1セルの中身を引っ張ってきてね」と言う状態
つまり「A1セルを参照している」という状態です。
相対参照とは
この参照の何が便利かという話をしていきましょう。
エクセルには、この参照を自動で調整してくれる機能があります。
先程のデータにちょっとデータを追加しました
A2,A3にそれぞれ文字が記載されていますね。
ここでA6のセルをコピーして、そのままA7セルに記載するとどうなるでしょうか?
A6セルの中身は「=A1」なのですが、コピーして貼り付けると別の場所からデータを引っ張ってきてますね。
これが相対参照です。
元データと、現データの場所の距離感によって自動で参照先を変えてくれるんですね。
絶対参照とは
逆に絶対参照とは「参照先が動かない」だけです。
やり方は簡単です。
参照している部分にカーソルを持っていき、キーボードの「F4」ボタンを押すだけです。
A1の間にドルマークが追加されました!
これが絶対参照の状態です。
ドルマークが入った状態で下のセルにコピーしてみましょう
このように、A1のセルだけを参照しています。
他のセルにはいかないでA1でロックされていますね。
これが絶対参照です!
絶対参照の中身はどうなってるの?
ドルマークがついたら絶対参照と覚えていただければOKなのですが、もうちょっと詳しく説明します。
ドルマークがついたら絶対参照なのですが、実はルールが決まっています。
ロックしたいセルの後ろに$をつけるのが絶対参照なのです。
下の説明を見てもらったらわかりやすいと思います。
A列も1の行もロックしたい!という場合は、最初の「$A$1」です。
ですが、1の行は動いてほしい!というときは「$A1 」です。Aの前に$がありますね。
逆にAの列が動いてほしいときは「A$1」となります。
文字だけだと分かりづらいので下の図を御覧ください。
見づらいかもですが・・・。
赤線は、全てA1状態です。
下にコピーすると、$A1だけ数字が変わっていますね。これは1の行がロックされていないからです。
一番右と左が同じ数字なのは、下にコピーしただけだからですね。
次は赤い縦線の部分。縦に書いてある情報を横にコピーしました。
今度は逆にA$1セルのAの部分が動いてますね。
こんな感じで、縦横にコピーするときにロックしたい時に使えるのが
絶対参照だと思って下さい。
VLookUpで参照を説明
で、この相対参照と絶対参照が何に使えるのか説明します。
一番わかり易いVlookUp関数で説明しましょう。
Vlookupよくわからん!て人は、Vlookupを分かりやすく記載した記事を
参照してください。
こちらのデータ。
B2セルにVlookup関数が入っています。
A2の「東京」のデータを、右の表から引っ張ってこようとしてますね。
しかし、関数内が全て相対参照のままになってます。
このまま関数を下にコピーしてしまうと
このように、参照先も一緒にずれてしまいます。
赤い範囲は動かしたくない!ということは「絶対参照」に切り替えれば良い、ってことです。
今回は行も列もロックして問題ないので、アルファベットにも数字にも$をつけましょう。
範囲指定してある「E2」と「G9」両方とも絶対参照に切り替えないと、ずれてしまいますので、片方だけではなく両方です。
では、絶対参照に切り替えた状態で下にコピーしてみましょう
ご覧の通り、うまくいきましたね!
相変わらず五反田だけエラーになっているのは、右の表に五反田がないからです。この場合は五反田がエラーなのが正しいですね。
では、データ2の空欄も埋めたいですね。
ということで、このまま右にコピーしてみると
エラーになってますね。
これはかなり単純です。
黄色丸の部分が相対参照になっているからですね。
本当はA2の「東京」を調べたいのに、右のB2にずれてしまっています。
なので、VlookUpの最初も絶対参照にしましょう。
その際に、上下のロックはしなくても大丈夫です。
なので、「$A2」という表記が正しいですね。
最終的な関数はこうなります。
=VLOOKUP($A2,$E$2:$G$9,2,0)
これでVlookup関数は出来上がりです!
関数は何度も使っていくうちに身についていくので、どんどん使っていきましょう!
最初は1つずつ確認しながらでも、ずーっとやってれば何も考えなくても関数を入力できるようになります。
是非頑張って下さい!